News

スポーツオーソリティ イオンモール四日市北店より

<みうらさん的なコーヒー道具>ステンパーコレーター

write. 2018.01.13 Sat

<みうらさん的なコーヒー道具>ステンパーコレーター

<みうらさん的なコーヒー道具>ステンパーコレーター

<みうらさん的なコーヒー道具>

こんにちは。 年もあけまして2018年、いかが皆様お過ごしでしょうか。 今年の最初の<みうらさん的なコーヒー道具>は、「ステンパーコレーター」でございます。

まずこの商品。写真を見ても、何をする道具かさっぱりわからん、という方も多いのではないでしょうか。たとえコーヒーを淹れる道具であることは知っている方でも、どういう話でコーヒーができるのかわからん、という方もいらっしゃると思います。何しろ実際に所有している方でも「いまいち美味しく淹れられない・・・」とご相談頂くことが多いくらいで、身近にあるようで、意外と肌感の遠い商品かも知れません。

まぁ結論から申しまして、あまり神経質にならず、あっけらかんと、ざっくりと楽しんでいただくのが吉かなぁと、みうらさんは考えます。

扱いとしてもざっくりとしたものでして、スノーピーク・ホームページでは「ステンパーコレーター」ですが、カタログでは「ステンレスパーコレーター」、英語表記も「ULTRA HEAVY DUTY PERCOLATOR」や「Stainless-steel Coffee Percolator」などパッケージやHPなどによってオフィシャルですら表記が揺らぐ、それでもまぁパーコレーターと言えばコレだよね、というざっくりとながらも確たる地位を築いている商品です。

それというのも、そもそも置いてあるだけで充分に美しい造形。磨き上げられた分厚いステンレスの質感と、フタから飛び出したガラス窓の組み合わせが、早朝の木漏れ日の中でキラキラと輝き、あるいは焚き火の炎を優しく映し出す時、何か理論があるでなく、ただそこにあるだけで充足感を感じる一品です。

細かく見ていけば、取っ手部分の理にかなった造形、注ぎ口の素晴らしい溶接、フタ部分の曲げ技術の細やかさ、ガラスを採用した覗き窓が生み出す潤沢な質感、それでいて実用に合わせて使いやすく洗いやすい本体容量や形状など、信じられないほどのギアとしての魅力が詰まった「ステンパーコレーター」ですが、何より一見それを感じさせない素朴な佇まいこそがみうらさんにはぐっとくるものがあります。

実際、6人分入る容量も多いように感じますが、例えば朝に淹れたてをちょっと多めに二人分、撤収を始める前、または撤収後に温め直してのほっと一息にたっぷり二人分とすると、使い勝手の良い量です。もちろん大人数にも使えますから、シチュエーションに合わせて小気味良く使いまわせます。

語り始めるとキリがない魅力、それをざっくりと自分のスタイルに合わせて使う贅沢が、このパーコレーターの本当の魅力にも思えます。

そんな「ステンパーコレーター」、みうらさんがコーヒーを淹れるときには、だいたい下記の流れで淹れています。

1.まずパーコレーターの中身を全部出して、800~900mlのお水を入れて火にかけます。

 ◎みうらさん的には800mlくらいでいれることが多いです。

2.「フィールドバリスタミル」で豆を一杯にして3回、挽き目は8~9クリック(粗目)で合計約60g挽きます。

 ◎粗目なので力もいらず簡単に挽けます。ゆっくり一定のスピードでこりこり挽きましょう。大体写真ぐらいの粗さと量です。

3.パーコレーターの中身部分に挽いた豆を入れ、軽くコンコンと揺すり、豆の微粉を払います。

 ◎微粉も味のうちとしてあえて残す方もいらっしゃいますが、みうらさんは中身を入れてフタをした後に、微粉がほぼ出なくなるまで15~20回ほどかるーく振ります。6人分もありますと、特にキャンプ場ですと温め直しすることが多いので、微粉入りで再加熱するとエグみが出やすいためです。それでも若干は入りますが、随分軽減されます。

4.沸騰直前までお湯が沸けば一度火を止め、そっと豆をセットした中身部分を入れ、フタをします。

 ◎くれぐれも火傷にご注意ください!

5.再びパーコレーターを火(沸騰するぎりぎりの弱火)にかけます。

 ◎抽出が進むにつれ、パーコレーター特有の香ばしく抜けの良いコーヒーの香りがあたりに広がります。

6.フタのガラス部分にぽこぽことお湯が吹き出し始めます。吹き出し始めてちょうど5分くらいで火からおろし、ぽこぽこが収まったら火傷に気をつけながら中身を取り出して完成です。

 ◎最初のうちは5分を目安に一度試飲をして見て、前1分~後2分位を目安にお好みに調整してください。

パーコレーターに使う豆は深入りが良いとされる方が多いように感じますが、ごく個人的には中~浅煎りの中南米系の豆を使ってカフェイン多めに淹れるのも嫌いではないです。その場合は少し長めに抽出し、普段飲むコーヒーより少し軽め、ドライでビターなコーヒーを楽しめます。キャンプ場での軽めの朝食にはちょうどかな、と思っています。 また、ご自宅などで作る際にはしっかり深入りのモカ系の豆を使い抽出し、軽く温めた乳脂肪分高めの重い牛乳で半々に割っていただいたカフェオレなどもおすすめです。

と、いろいろ書いてみましたが、結局この美しいケトルからコーヒーの香りがいっぱいに広がり、淹れたてのコーヒーを誰かと分け合えるキャンプのひとときがあれば、細かいことはあまり気にしなくてもきっとこのパーコレーターのことが好きになって頂けると思います。税抜き9,400円は格安でもありませんが、手にして頂けるときっと納得して頂ける魅力があります。付き合いが長くなればなるほど惚れ込んでいく、そんな魅力があります。

ぜひどうぞお試しください :)

三浦

PS. 味の調節など細かい点は店頭でお声がけくださいね!上記以外にも、まだちょこっとノウハウがあります

PR-006_switch1_515Wx515H[1].jpg