**フレンチプレス(カフェプレス)で紅茶を淹れよう!**
さてさて、突然ですが『フレンチプレス』というものをご存知でしょうか?
こういった器具です。
その名の通り、フランス生まれの器具で、こちらはコーヒーを淹れるための商品です。
タイトルを読んで来られた方は、「ん?」となるかもしれませんね(笑)
そうです。
本来、フレンチプレス(カフェプレス)はコーヒーを淹れるための器具なのですが...
日本に輸入されたとき、当時の紅茶メーカーは紅茶を淹れる器具として紹介したとかとか、、、
なので、日本では今でもフレンチプレスで淹れた紅茶を提供するお店も多いようですよ。
(※ティープレスといって紅茶を淹れるために作られたプレスもあります)
そういった背景で日本では紅茶を淹れることもあるフレンチプレスなのですが、
コーヒーを淹れることが出来て、かつ紅茶も淹れれたら
めっちゃお得じゃないですか???
佐藤は色んな友人・知り合いとキャンプに行くことが多いのですが、
コーヒーを飲めない方ってけっこういらっしゃるんですよね、、、
コーヒーを淹れたはいいものの、飲めない人がいる...
という状況はなんとも申し訳ない。。。
こんな問題を解決してくれる一石二鳥な商品な訳です(笑)
ここで大前提なのですが、スノーピーク カフェプレス 3カップ は
コーヒーの抽出用に開発され、販売している商品です。
紅茶を淹れることもできますが、本来の使い方でないこと、
コーヒー・紅茶両用として使用すると、わずかながら味や香りが混じる可能性などもあります。
こういった点を予めご了承いただいた上で、当記事をお読みいただければと存じます。
では、前置きが長くなってしまいましたが、本題に入ります!
まずカフェプレスはケトルのような本体部分と、分離を行うためのプレス部に分かれます。
本体でお湯を沸かしたところにコーヒーや茶葉を入れ、
抽出が完了したところで、プレスを押し込んで、分離するといった使い方です。
抽出を行う際、2パターン方法が考えられます。
①カフェプレスにあらかじめ茶葉を入れておき、ケトルなどでお湯を注ぐ
②カフェプレスでお湯を沸かして、茶葉を後から入れる
この2つ、一見似ているようで、全然違います。
どちらもメリット・デメリットが考えられるかと思いますが......
②の方法であれば抽出から提供まで、全てこの1点の器具で完結することができます。
キャンプにおいて、持っていくものを減らせる、洗い物が少なくて済むというのは大正義ですよね!
逆にこの方法だと、あとから茶葉をお湯に入れるため、
茶葉が浮いてしまってお湯全体での抽出がしにくかったりします。
また、紅茶を美味しく入れるポイントとして、
茶葉がお湯の中でグルグルと動き回る「ジャンピング」という現象が起きているかどうか、
というのがよく議論されるのですが...
これが後入れだと、かなり起こりにくいかなと思います。
今回は自宅でしたので②の方法、ケトルでお湯を沸かして、プレスに注いでみました!
まずはお湯を沸かします。
使う水は水道水が良いとされています。
市販されているミネラルウォーターはその名の通り、ミネラルをたくさん含んでいたりします。
ミネラルが含まれている場合、これが茶葉から出るタンニンなどと結合してしまい、
紅茶の味や香りを阻害してしまうこともあるようです。
また、水に空気がしっかり含まれているかどうか、新鮮な水かというのもポイントで、
日本の水道水は紅茶を淹れるのに非常に適しているといわれています。
お湯を沸騰させる目安は「5円玉くらいの気泡が出てくるまで」と言われます。
けっこうがっつりと沸かすイメージですね。
お湯が沸騰しきっていないと、茶葉から十分に抽出が出来ないからですね。
お茶も紅茶もアツアツなイメージがあるでしょう?
とは言え沸騰させすぎも、あまりよくありません。
沸騰させすぎると、お湯の中に含まれていた空気が出て行ってしまいます。
お湯はほったらかしにせず、ちゃんと見ておきましょう(笑)
5円玉くらいの気泡と言われても、正直あまりピンとこないので、
佐藤はいつも温度計で測ります。だいたい97度くらいを目安にしてます。
料理でもなんでもそうですが、美味しさへの第一歩は正確な計量・測量から始まるかと思います。
しっかりと数字で見ることで、毎回同じ味を再現しやすくなりますね!
次に沸いたお湯を一旦、カフェプレスに入れます。
これは「湯通し」と言って、カフェプレスを温める目的で行います。
せっかくアツアツのお湯を用意したのに、カフェプレスが冷たいとお湯も冷めてしまいますよね??
これでは意味がないので、一旦お湯をかけて温めておくわけです。
正直、ちょっと面倒なので、キャンプなどでは省略することも多いです(笑)
次に茶葉を計量します。
紅茶なので、ティースプーンで測るのが一般的ですが......
実は日本で販売されているティースプーンの容量はけっこうまちまちだったりもします。
佐藤のおすすめは料理用の小さじでの計量です。
小さじ1杯(5mL)がだいたいティースプーン1杯です。
ところで、実はスノーピークにも計量スプーンがあるのをご存知でしょうか??
こちらの商品 ハカルテ というのですが、
小さじ0.5杯(2.5mL)~大さじ2杯(30mL)までをこの1つで計量できてしまう欲張りスプーン!
じゃらじゃらと何本もスプーンを持っていかなくて済むみますし、スタイリッシュ!
これは5mLの線まで測り取った状態です。小さじ1杯分ですね。
入れる茶葉の量は、入れるティーカップの数 +1杯 ぐらいがちょうどいいとされます。
今回のカフェプレスは約3杯分を抽出することができるので、4杯がちょうどいいくらいとなります。
1杯が5mLですので、×4して20mL
これを一発で計量するハカルテさん。めちゃ便利です。
また、紅茶を買うとパッケージに「これくらいの分量がオススメですよ~」って書いてあったりするので、
最初はとりあえずその分量で淹れてみるというのも良いかなと思います。
また、ミルクティーにする場合はもう少し濃いめで淹れた方が美味しいので、
プラス1、2杯くらい増やすと良いかなと思います。
ちなみに反対側には水平線の目盛りを刻んであります。
右手で持ってふるい落とすと見やすいですね。
さて、いよいよお湯を注いでいくのですが......
その前にタイマーを用意しましょう!
抽出時間はだいたい3分間くらいがメジャーです。
これもパッケージなどに書いてあることも多いです。
あまり時間が短いと茶葉から十分に紅茶が抽出されないです。
新しい茶葉を買ったときは、最初とりあえずは3分淹れてみて、
薄いと感じたら、3分30秒くらいにする。などとしてますよ~
で、お湯を注いでいくわけですが、
チタンカフェプレスには内側に目盛りが刻んであります。
これも本来はコーヒー用の目盛りですが、カップ数と容量の目安になるのは便利です。
毎回、お湯の量が違っていると、当然同じ味にはならないでしょうから、これも大事なポイントです。
今回は3杯分を入れますので、3CUPのところまで入れました。
お湯を注いだら、ふたをして3分間待ちます。
3分経ちましたら、レバーをギューっと下に押し込んで、紅茶と茶葉を分離します。
下に押し込みすぎると、茶葉を押しつぶしてしまい、
苦味やえぐみなど不要な成分を出しすぎてしまう可能性があります。
だいたい底まで来たかな~?くらいのほどほどのところまでで大丈夫です。
(それでも茶葉はしっかりと分離できてますので)
ここから、ティーカップなどに直接注いでも良いのですが、
自分は システムボトル300 に一旦移すことが多いです。
一旦、ボトルに移すことで、紅茶の濃度を均一にできます。
最後まで冷めずに飲めますし、タンブラーキャップが付属しているので、ちょっとずつ飲むときも便利です。
ここから、マグに注いで飲んでも良いですね!
美味しい紅茶が入りました!!
あとはお好みでお砂糖やミルクを入れてください!
ミルクはコーヒーフレッシュなどではなく、普通の牛乳がいいですよ♪
お砂糖はハチミツなんかにしても良いですね◎
最後までお読みいただき、ありがとうございました ^-^
佐藤