いのうえぶろぐvol.9
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みなさま、こんにちは。
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早いもので、もう2月。
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お正月からもう1ヵ月も経つんですね。。。
....早い.....
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気が付けば僕も30歳になり、もういい大人になりました。(笑)
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今回はそんな " 時が経つのは早いなぁ " と感じた野遊びのお話。
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昨年の9月。
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新しく購入したTAKIBIタープ オクタ アイボリー。
TAKIBI Tarp Octa IVORY ↓
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休日にどうしても新調したタープを張りたくて
デイキャンプを敢行!
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前日に急に友人を誘う。
誘ったのは高校の同級生。
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普段は住む場所も離れ、それぞれに家庭があり、会う機会もかなり減っていた。
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久しぶりに友人へ連絡。
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" 久しぶり!明日休み?デイキャンプ行かん? "
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シンプルな文章。
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" ええよ! 何時にどこ?"
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これまた、シンプルな返答。
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" ナイス!じゃあ10時に琵琶湖の〇〇で! "
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" 了解!明日、〇〇も休みらしいし誘っとくわ! "
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無駄のない会話。
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キャンプするっていう一言で
こんなにもツーカーな会話が成り立つ。
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ましてや、久しぶりの友人とも。
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バイクで来た友人。
久しぶりの再会も束の間。
タープを広げ、設営しながらフザけた会話が飛び交う。
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まるで高校時代のころと同じように。
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いつもながら設営し終え
コーヒーを淹れ、のんびり。
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家族の話。
子どもの話。
仕事の話。
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そんな近況報告を話していると、UKオールディーズな渋いバイクを轟かせながら
もう一人の友人も登場。
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バイクを降りるや否や
" え!めっちゃかっこええやん!! "
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" せやろ!これ70年代のイギリスのバイクやねん!めっちゃ状態ええやろ! "
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" 純正でこの状態やで! "
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" え!いくらやったん!? "
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2年ぶりぐらいの再会にも関わらず
成り立つ会話。
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ひとしきりバイクの話で盛り上がったあと
コーヒーを飲みながら、ようやく久しぶりの再会を噛みしめる。
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久しぶりに集まった男たち。
やっぱり会話は昔話で盛り上がる。
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部活の話。
体育大会の選手宣誓で大スベリしてた話。
自転車で8時間ぐらい、あてもない旅に出た話。
昼休みに中庭で漫才した話。
食堂でしてた、誰が早く鼻からうどん食べられるか大会の話。
テスト期間に勉強もせず、近くの山に入りイノシシを探しに行った話。
鴨川上流でオオサンショウオウを探しに探検した話。
気になってたあの娘の話。
部活の朝練でチームメイトと殴り合いの喧嘩をした時の話。
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時間が経つのも忘れるくらい、思い出話に花を咲かせる。
それらは妙にハッキリと覚えていて、すっかり高校時代の青春真っ只中にタイムスリップ。
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普段は住む場所も環境も違う3人が、こうやって集まる機会って本当にないと思う。
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まして、飲みに行くことすらも。
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でも何故かキャンプしよう!と誘うと
垣根も越えて集まる。
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周りには誰も居なく、タープの下で
大きな声で笑い、語り、思い出に浸る。
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これが言わずもがな、野遊びが持つ魅力の一つ。
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ふと気付くと、もう夕方。
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" あの頃はどっか外で遊ぶのって当たり前やったけど
大人になるとなかなか機会も無いわ。誘ってくれてありがとう。"
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一人が言った。
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" 確かになぁ。当たり前やったのに無くなったなぁ。キャンプって何故か昔のあの頃に戻れるな。タイムスリップする感覚!"
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もう一人が言う。
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夢中になって昔の話を語り、無邪気に笑う。
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それはまるで少年みたいに。
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片付けを済ませ、いつものように
" ありがとう!ほな、また! "
" また行くとき誘って!キャンプってええな! "
" 次は泊まりがええなぁ!お前らの家族も一緒に "
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さっきまで少年のように話していた2人が父親の顔に変わっていた。
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別れを告げ、バイクに乗り、手を振って帰路につく2人の背中を見送る。
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高校生の彼らが自転車に乗り、手を振るあの頃の面影と照らし合わせながら。
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人生に、野遊びを。
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ALBi大阪 いのうえ