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Land Station 京都嵐山より

LOCAL WEAR in 岩手

write. 2021.05.13 Thu

アパレル紹介

LOCAL WEAR in 岩手

今回は、LOCALWEAR IWATEについてご紹介させていただきます。

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祭りに込められた、その土地の祈りを着る。
LOCAL WEAR IWATE

LOCAL WEAR IWATEは、
一関で100年以上続く京屋染物店の職人と
何度もやりとりしながらつくられた。
この土地に深く根を張る京屋は
祭の衣装なども手がけている老舗だ。

NIIGATAでは佐渡の仕事に着目。
IWATEでは時代を超えて伝わる祭に光を当てる。
モチーフにしたのは岩手各地に今も残る
鹿踊りという伝統芸能。

鹿の角をつけた異形の頭と
様々な文様を染め抜いた衣装を身にまとい
太鼓を叩きながら大地を踏み鳴らす。
鹿の姿で舞うことで
人と獣の境界がなくなり魂が交流する。
激しく跳ね踊る姿は、荒々しくも、美しい。

鹿はシシと読む。
かつては山の獣の肉のことをシシと呼んだ名残である。
鹿踊りは肉をもたらしてくれる獣たちへの
感謝であり供養であり祈りだったのだ。

その土地の暮らしに根づき、絆を育んできた祭は、
言葉にできない祈りを未来へ伝える役目も果たしていた。
その祭を、その祈りを、絶やさないために。
日本古来の「着る」をもう一度、「生きる」とつなげるために。
LOCAL WEARの道のりは、この先も続いてゆく。

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DESIGNER'S MESSAGE

私の故郷は新潟ですが、
私にはもうひとつのルーツがあります。
それが、岩手です。

母の故郷が盛岡でした。
優しくて温かい祖父と祖母がいて
夏休みが来るたびに毎年通っていました。
たくさんのすばらしい記憶をくれた岩手を
LOCAL WEAR IWATEで取り上げたのは
一関市で100年以上続く京屋染物店さんとの
偶然の出会いがきっかけでしたが、
それは今思えば、必然だったんだと思います。

佐渡から岩手へ裂き織をめぐる旅でお会いした
京屋代表の蜂谷さんは、鹿踊りをはじめ、
地元に伝わる祭りの衣裳をいくつも手掛けられています。
さらに祭りに込められた昔の人たちの想いを受けとめ、
仲間たちとともに祭りに再び魂を吹き込み
未来に継承する活動もされています。
いにしえから人と自然をつないできた祭りという文化への
熱くてやさしい蜂谷さんの愛に共感して、
今回ぜひともご一緒したいと思ったのです。

LOCAL WEAR NIIGATAでは
佐渡に根づく仕事に注目しましたが、
祭りや踊りもまた、その土地で生まれた祈りを
未来に伝える、言葉を超えたメッセージです。
祭りが消えることは、その土地の祈りが消えること。
地元の方々と一緒に、それをなんとかくいとめたい。
LOCAL WEAR IWATEを着てくださった方が
私たちの祈りを感じ取っていただければ、とても幸せです。


デザイナー 山井梨沙

Snow Peak LANDSTATION KYOTO ARASHIYAMAは

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