住箱と、木材のおはなし
蒸しかえるような暑さが身に染みる季節になってきましたね。
この時期の野遊びは、海!湖!川!そしてプールを自然と求めてしまいますよね。
おすすめの水遊び場がありましたら、ぜひぜひ教えて下さい。
さて、本日は住箱に使われている【木材】のお話です。
住箱の見た目からもわかるように、木と深いつながりをもっています。
なぜトレーラーハウスを木で作ろうと思ったのか?
住箱といえばヒノキの外壁が特徴的です。
2017年の発売当初に木材でつくられたトレーラーハウス、つまり「木材の自動車」に衝撃を受けた方も少なくないかと思います。
(もちろん住箱の土台や壁内は鉄骨を使用しているので、完全な木製ではありません。)
住箱をデザインした建築家の隈研吾さんは、自然素材を使った建築を多数設計されています。
(現在、東京国立近代美術館にて個展【隈研吾展】が開催中です!住箱の展示もありますので、ぜひお近くの方はご来場くださいね!!)
中でも隈研吾さん設計の国立競技場のひさしにも採用されている木という素材は、隈さん自身も「最古でありながら、最もハイテクな素材」と認めるほど、自由で可能性に溢れている素材です。
移動する建築に、最適な素材
自然と繋がりを持たせながら、トレーラーハウスという「移動する建築」には軽さと強度が必要でした。
「木材といえば無垢がいい。」といった風潮もありますが、住箱にとって一番いい素材を考えた時に、隈さんが様々な素材から自信をもって選んだのが合板でした。
また、住箱に使用している合板はJISの規格において一番安全とされている、「F☆☆☆☆認定品(ホルムアルデヒドの放出量が一番少ない最上級の等級)」の合板を使用しているので、建築としての基準もクリアしている高品質の木材です。
20世紀の建築と呼ばれるコンクリートがメインの人工的な建築より、自然素材の建築は「あたたかさ」を感じやすいと言われています。
木の節や木目のような自然素材が持つ「不完全さ」は、私たち人間にとっては古くより当たり前のもの、つまり「自然な状態」だったため、安心したりほっとするような気持ちになるのかもしれません。
また日本の建築において、木材は非常に身近なものでもありました。
日本の伝統的な家屋は、古くより木材を中心につくられてきました。
これは日本の「高温多湿」の気候のなかでも、私たちが快適に暮らせるよう「呼吸をする(=生きている)」材質である木材の性質を利用しています。
そんな日本から古く親しまれている木材をふんだんに使うことで、木のぬくもりを感じながら自然と共に暮らせる全く新しいトレーラーハウスをつくりだしたのです。
ちなみに、個人的"住箱の一押しポイント"は、住箱の中に入ると香る、あの凛とした森林を彷彿させるヒノキ香りです。
住箱の中に入るとふわっと香るヒノキの芳香に、さらにリラックス効果が増していること間違いなしです。
自然の中で自然の素材を使うということは、もちろんその経年の変化も含めて長く付き合っていく必要があります。
自然の理のなかで、自然の恵みを受けながら暮らす私たちにとって、木材やその木材が育つ森林は無くてはならない存在です。
住箱も、そして住箱の周りの自然のことも考える責任が、私たちにはあります。
ぜひそのように考えてくださる方たちに、住箱を体験していただいたり、住箱を活用して日々の暮らしをもっと豊かなものにして頂きたいと思っています。
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